距離
1994年10月17日 9:10

 部屋にはコンセントにつながったままの掃除機が転がり、
 洗濯してから数日が過ぎた下着が吊るされたまま、
 今にもかびの生えそうな反射望遠鏡が倒れている。
 
   星々が私から遠ざかってから随分たちます。

  何でまだ生きてるの?

    ぼくはまだ

   (違う!)

  黄色い朝日のまぶしいきらめきにみたその  はどこへ


     「何でこんなんしか書けないの? まったく。」

  未完成の山盛りにあきれ果てるばかりで。
  なにも完成できなくてたった一文でさえ完成できない根性なしに・・ 
  (またですよ)


  ハードディスクの内容は何年持つのか。
 私のからだは何年持つのか。

 
  硬直していく すべてが 固まってしまう 動かさなくては
  自由が   

 完成から未完成へ

    もっともっと

  まだまだですまだまだです

  可能性が 多様性が 自由度が 

解釈のその ために
ために

 3ページめ

 んんん と ですね


  化膿製 他溶勢 餌有怒   ははっ!

 止まってますよ あなた達。 いつまで止まっているつもりですか?





   先生、誰にも分かりませんよ、これじゃあ。
  いいんだよ、自分にさえ分かれば。

 そこにはね、過去の自分がいるのですよ。それは正確には自分ではなくて、
 他人ですね。距離が時間的な距離が離れていればいればいるほど 
 他人的な自分ですね。それが楽しい。

  先生、文法的に破錠しているようですが。
 ずれですね。ずれてるからいいんですね。ずれ方が変だと気持ち悪いだけ。
 でも、気持ちよいずれもあると思うんですよ。
 
    先生、理解できなくていいと言うことですか?
 分からない部分は分からないなりに勝手に想像してしまうでしょ。
  もちろん、飛躍しすぎていると全く想像もできなくてつまんないですが。


   もう、説明したらおもしろくないじゃん 
   そう言いながらちゃんと説明してますよ、先生。

 

  盗み見しているやつ、盗み聞きしているやつ、姿が見えなきゃ何でも
  許されるとおもっちょるのか? 
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