三国志
1998年4月30日

	日本人は無宗教で愛国心がない?
	その通り!
	日本人は無宗教で愛国心がない
	でもそれでいいじゃないか
	なぜならそれらは戦争を生むからだ
	56年前
	それらの力によって集団的殺戮と無謀な自殺行為へと導かれた
	多くの日本人はその原体験によって
	宗教や愛国心に極めて強い懐疑心を持つようになった
	これは現代のぼくらにも受け継がれている
	このことを恥ずべきではない

	都合のいいときだけお賽銭を払って都合のいい神様に願い事をする
	それでいいじゃないか

	気をつけなければならないのは
	超能力とやらに惹かれて
	宗教だと気が付かずに新興宗教にはまりやすいということかな

	歴史のある宗教は皆、一度ならず戦争の火種になっている
	愛国心は戦争の動機付けとなっている

	オリンピック
	ワールドカップ
	みんな気が付いているのか?
	国を愛することは悪いことではない?
	本当か?

	宗教は日常より上の次元にあるものを認識させてくれる?
	違うだろ
	誰かが考えた固定され限定された認識に自分をはめ込んでいるだけだ
	自分のアタマで考え、科学的方法論でそれを探った方が
	遙かにスケールが大きく、遙かに不思議な世界が開けるのに


	なに?
	なぜ戦争をしちゃいけない
	戦争はより優れた国だけを生き残らせる
	自然淘汰なのだ
	それは社会の進化のための原動力であり、方法なのだ
	戦争の無い世界では進化は停滞する
	古代ローマ帝国のように
	腐敗していく


	違う!
	戦争の役割は終わった
	近世以降はすでに
	経済の法則が支配する新しい環境の中で
	無血だが激烈な争いがおこなわれ
	戦争によるよりも遙かに効率よく
	高速度での進化が起きているではないか

	いまだに戦争をしているのは
	血に飢えた権力バカどもが
	古代から忘れることができない欲望のためじゃないか
	 より広大な土地を!
	 より多くの人民を!
	 所有したい!!
	 支配したい!!!
	ゲームの三国志をやればその気持ちは分かると思うよ
	そこでは兵士はコマのしたに示された数値にすぎず
	100人以下の桁は省略されていて分からない
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